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マイナス金利って何なの?

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あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

 

最初のお話しはこちらです。

 

マイナス金利について。

堅苦しい内容ですが、大切なのでお話ししますね。

 

マイナス金利政策とは、

日本銀行が2%の

インフレ目標達成のための

措置です。



なぜインフレ率が2%かと

いうと、明確な理由は実はなく、

なんとなくいいからとも

言われています。

日銀にお金を預けると

利子負担が発生してしまうので、

銀行は企業に対して

積極的に融資を行うようになり、

経済活動が活性化するというわけです。

日本はデフレの最悪期こそ

2000年代初頭に乗り越えているものの、

「消費の拡大」や「物価の上昇」

という点については

まだ足りないとの見方が強く、

導入が決まりました。

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ちなみに世界ではインフレがあたりまえで、

こんなにも長期にデフレが続くのは

とても珍しいことなんです。

デフレ阻止を目的とした

マイナス金利は既に

欧州で導入されていますが、

日銀はマイナス金利の導入に

消極的とみられていたことから、

市場にとって大きなサプライズとなりました。

マイナス金利では銀行は、

日銀に預けるお金に対して

手数料を支払います。

しかし、私たち一般生活者が今後、

民間の銀行に預けている

お金について手数料を徴収される

可能性は極めて低いと思われます。

そんなことをしたらより

貧富の格差が広まってしまいます。

マイナスにこそならないものの、

預金金利の引き下げは

すでに一部の民間銀行では始まっており、

お金を預けることで

受け取れる利息はますます低くなっています。

一方、同じ金利の引き下げでも、

住宅ローン金利の引き下げは、

借り手である私たち生活者にとっては

プラスがあると言えるでしょう。

世界的にみて、日本がバブル崩壊後から

続いた長期のデフレ環境に

慣れきっているとの指摘がなされています。

やはりこれは異常事態です。

技術革新などの企業努力によって

製品価格が下がる

「良いデフレ」であれば

問題はありません。

しかし、不景気でモノが売れずに

物価が下がり続けたり、

その結果として従業員の

賃金が伸び悩んだりという

「悪いデフレ」については、

どこかで変化が必要です。

厳しい時代かもしれませんが、

みんなで一緒に乗り切りましょう。